そろそろドイツ生活も終わりに近づいてきました。私達が帰るのと同時期に,今度は友達の研究者夫婦がドイツに移住するようなのです。その友達とドイツ情報を交換するうちに,やはりドイツの情報は少ないなーなんて思いました。それでも,ドイツに住んでいる人々のブログのおかげで,ドイツ語が全くできない私達でもドイツ生活をなんとかやってこれました。本ブログもこれからドイツで生活する人の一助になればと思い,これから少しずつドイツ生活情報(しかし,体験版なので要注意)をまとめていこうかと思います。
まずは,荷物をドイツに送る編からです。
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(1)ドイツへ荷物を送る方法
私達がドイツに荷物を送る時に使った業者は,郵便局の EMSです。段ボール5箱を送りました。1箱20kg程度でしょうか。だいたい1箱3万円くらいだったと思います。
EMSは航空便なので,荷物が早く到着する分,料金も高くなります。私達の場合,5月29日の夕方6時に札幌から荷物を出して,早い荷物は6 月2日には自宅に到着していました(ただし,5個の荷物が同じ日に到着したわけではないのです が・・・)。
EMSほど早くなくてもよくて料金の安くしたい場合は,SAL便(サル便)がありま す。こちらの場合は,一つの目安ですが,ドイツの場合は2−3週間 前後で荷物が 届くようです。なお,EMSもSALも追跡番号がつくので,日本国内及びドイツ国内 で追跡をかけることができます。
日本の追跡サイト:
EMS
ドイツの追跡サイト:
DHL(英語版)
気をつけなければならないのは,日本から送った荷物はドイツ国内ではDeutsch Post(ドイツ郵便)ではなく,DHLが担当します。このDHLがやっかいです。 今までに荷物が届かなかったこともあるし,不在だとすぐに荷物を持ち帰 る し,不在連絡票はドイツ語だし・・。だから,荷物が家に届きそうな日は,出来 る限り家にいて受け取るようにしてください。
さらに言うと,私達が送った荷物5個のうち,2個は無事に家まで届いたのです が,残り3個は関税で引っかかって「関税事務局で保管しているので, 検査立ち会い に来てほしい」と言われました。最寄りの関税局(ベルリン:Zollamt postとドイツ語でいうようです。住所は,Kufsteiner Strasse 71/79, 10825 Berlin)を調べて行くと「箱の中身を見 せろ」と言われたので見せたら,ものの1分でOKと 言われて,荷物を持って 帰っても良いと。「おい,荷物はどうするんだ?1箱20Kgのものをどうやって 持って帰るの?」と聞いたら「持ち帰る のは自分達でやって」と回答されまし た。あんぐり。結局,タクシーを呼んで荷物3箱を持ち帰りました。
もしかすると日本の業者(例えば,ヤマト運輸や日通など)に頼むと,このような面倒なこと(荷物受け取りや関税 局のやりとりなど)は全て業者がやってくれるのかもしれません。
(2)EMSの利用
もしEMSを利用するのならば,以下のような方法だったと思います。ただし,私の記憶なので,念のために,郵便局の人に,手順及び必要書類は確認してもらってください。
1. 最寄りの郵便局にいってEMSラベルをもらってくる。
2.郵送する箱それぞれごとに,「税関告知書 CN23」,「税関告知書補助 用紙」,「INVOICE」を作成する。
3.箱ごとに書類を作成します。この時に重要なのは,日本換金合計の額が2万 円を超えないように作ることです。2万円を超えると関税がかかる ので(ドイツ だと60ユーロ?),1箱の値段が2万円を超えないように申告してください。衣服 を送る場合は「既に何度も着ているから中古品」 であるので,ジャケット1つが500 円とか。
4.全て作成できたら,郵便局に電話して,段ボールをEMSにて海外に送るので自宅まで集荷にきてほしいというと連絡します。その時に,作成した書類を渡すと郵便局員も関税に引っかかりそうなものが ないか確認してくれます。そして,その後で,段ボール 1箱の重さを量りで計っ てくれて,金額を出してくれます。
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